【バレンタイン】何も関係ない夜を、車でやり過ごした話

【バレンタイン】何も関係ない夜を、車でやり過ごした話

今日は2月14日。
バレンタインデーだ。

朝から、
やたらとその言葉を目にする。

コンビニの棚。
テレビのCM。
スマホの通知。

でも正直、
自分の一日は、
いつもと何も変わらなかった。

イベントは、勝手にやってくる

バレンタインだからといって、
こちらが何かを選んだわけじゃない。

カレンダーに、
最初から書いてあっただけだ。

それでも、
世間はちゃんと盛り上がる。

参加する人もいれば、
距離を取る人もいる。

今日は、
後者の日だった。

「何もない」ことに、少し安心する

期待していなかったから、
落ち込むこともない。

何も起きなかったけど、
それを失敗だとは思わない。

むしろ、
今日は何もなかった、
という事実に、少し安心する。

仕事を終えた夜は、いつも通りだ

仕事が終わって、
外に出る。

街は、
少しだけ賑やかだ。

花束を持った人。
急ぎ足のカップル。

でも、
自分の歩幅は変わらない。

無理に混ざらなくていい

イベントの日は、
どこかで「参加しなきゃ」という空気がある。

でも、
すべてに混ざる必要はない。

今日は、
横を通り過ぎるだけでいい。

だから、車に乗る

いつものように、
車のキーを手に取る。

特別なドライブじゃない。
誰かに会いに行くわけでもない。

ただ、
この「何も関係ない夜」を、
ちゃんと過ごしたかった。

車内に入ると、イベント感が消える

ドアを閉めると、
外の音が一気に遠ざかる。

ラジオから流れるのは、
いつものニュース。

バレンタインの話題は、
もう聞こえてこない。

ここでは、
今日はただの夜だ。

何も関係ない、という自由

イベントに関係ないということは、
寂しいことじゃない。

何も背負わなくていい。
何も期待しなくていい。

ただ、
自分の時間を過ごせばいい。

走りながら、少し笑ってしまう

「今日はバレンタインか」
と、走りながら思い出す。

それだけだ。

特別な感情は湧いてこない。

でも、
それが悪いとは思わない。

イベントがなくても、夜は成立する

夜は、
イベントがなくてもやってくる。

誰かと過ごさなくても、
ちゃんと終わっていく。

この当たり前が、
今日は少し心地いい。

車内は、比べなくていい場所

誰かと比べなくていい。
自分の立ち位置を確認しなくていい。

イベントに参加していない自分を、
評価しなくていい。

車内では、
ただ自分でいられる。

静かな夜は、ちゃんと残る

派手な思い出はない。
写真も残らない。

でも、
この静かな夜は、
ちゃんと記憶に残る。

それで十分だ。

車を停めて、いつもの夜に戻る

家に戻って、
車を停める。

エンジンを切ると、
今日という日が終わる。

バレンタインだったけど、
関係ない夜だった。

関係ない夜を、大事にしたい

世間の盛り上がりと、
自分の生活は、
必ずしも一致しない。

それでいい。

【バレンタイン】
何も関係ない夜を、
車でやり過ごした話。

こういう夜も、
確かに日常だ。