平日の夜、もう無理に整えなくなった話

平日の夜、もう無理に整えなくなった話

平日の夜、
家に帰ってふと思った。

今日は、
あまり整えたい気分じゃないな、と。

疲れているわけでもない。
落ち込んでいるわけでもない。

でも、
これ以上、
何かを整えようとしたくなかった。

整える、という言葉に疲れていた

ここ最近、
「整える」という言葉を、
よく聞くようになった。

生活を整える。
気持ちを整える。
リズムを整える。

悪い言葉じゃない。
むしろ、正しい。

でも、
いつの間にか、
少し重たくなっていた。

整えようとすると、夜が仕事になる

平日の夜に、
「整えよう」と思うと、
夜が延長戦になる。

昼間の続きを、
まだやっている感じ。

反省して、
振り返って、
次のことを考える。

それが、
だんだんしんどくなってきた。

今日は、整えなくていい日にする

そう思って、
今日は決めた。

整えない。
切り替えない。
前向きにもならない。

今の状態を、
そのまま置いておく。

それでも、夜はちゃんと進む

整えなくても、
夜はちゃんと進む。

時間は流れるし、
日付も変わる。

何かをしなくても、
一日は終わる。

それを、
今日はちゃんと感じた。

だから、車に乗る

整えないと決めた夜に、
車に乗る。

不思議だけど、
こういう夜ほど、
車がちょうどいい。

何かを変えるためじゃない。
良くするためでもない。

ただ、
今のまま走る。

走りながら、何もしない

運転中は、
やることが少ない。

前を見る。
ハンドルを握る。

考えをまとめなくていい。
結論もいらない。

今日は、
頭を働かせない。

整えない夜は、雑でもいい

少し疲れたままでもいい。
モヤっとしたままでもいい。

きれいに終わらせなくていい。

夜が、
雑なまま終わっても、
問題は起きない。

2月後半は、そういう時期だ

2月の後半は、
始まりでも、
区切りでもない。

ただ、
続いている時間だ。

だから、
毎晩きれいに整えなくてもいい。

車内は、整っていなくても許される

車の中では、
状態を問われない。

元気でも、
元気じゃなくても、

整っていても、
整っていなくても、

ただ、
座っていればいい。

整えないことは、放棄じゃない

何もしないと、
投げ出したみたいに思えることがある。

でも、
今日は違う。

整えないことは、
放棄じゃない。

一度、
手を離しただけだ。

走っているうちに、少し楽になる

気づけば、
さっきよりも、
少し楽になっている。

整えたわけじゃない。
何かを解決したわけでもない。

でも、
重さは減っている。

車を停めると、夜が終わる

家に戻って、
車を停める。

エンジンを切ると、
今日の夜が終わる。

きれいじゃない終わり方。
でも、
悪くない。

また、整えたくなる日は来る

明日になれば、
また整えたくなるかもしれない。

それでいい。

今日は、
整えなくていい日だった。

平日の夜は、そんな日があっていい

すべての夜に、
意味はいらない。

整っていなくても、
日常は続く。

平日の夜、
もう無理に整えなくなった話。