オリコETCカードが「ETCGO」に対応!駐車場や有料道路の支払いがさらに便利に

オリコETCカードが「ETCGO」に対応!駐車場や有料道路の支払いがさらに便利に

オリエントコーポレーション(オリコ)は、自社が発行する「オリコETCカード」でETC多目的利用サービス「ETCGO」が利用可能になったと発表しました。高速道路料金だけでなく、駐車場料金もETCカード一枚で決済できるようになったことは、カーライフに大きな変化をもたらします。


ETCGOとは?

「ETCGO(イーティーシー・ゴー)」は、ETCカードを有料道路以外にも応用し、日常生活の多様な決済シーンに広げる取り組みです。車載器にカードを挿し込み、ゲートで一旦停止するだけで決済が完了。事前登録は不要で、現金や駐車券のやりとりも不要になります。

オリコETCカードのメリット

  • 既存カードで利用可能: 新規手続きなしでETCGO対応。
  • 駐車場でもスムーズ: 小銭や券の扱いが不要。
  • キャッシュレス化を促進: 混雑する駐車場精算機の待ち時間を解消。

利用可能な場所

  • 三郷流山橋有料道路(埼玉県三郷市~千葉県流山市)
  • 三浦縦貫道路(神奈川県横須賀市~神奈川県三浦市)
  • 逗葉新道(神奈川県逗子市~神奈川県三浦郡葉山町)
  • 鬼押ハイウェー(群馬県吾妻郡嬬恋村~長野県北佐久郡軽井沢町)
  • ウインドサーフィンW杯記念駐車場(神奈川県三浦市)
  • 千駄ヶ谷駐車場 Cブロック(東京都渋谷区)

他社ETCカードとの比較

カード会社 ETCGO対応状況 特徴
オリコETCカード 対応済み 手続き不要で駐車場も利用可能。利便性で一歩リード。
楽天ETCカード 一部未対応 ポイント還元が魅力だが駐車場での利便性は限定的。
イオンETC専用カード 対応準備中 年会費無料で使いやすいが、ETCGO普及はこれから。
三井住友カード ETC 一部対応 大手らしい安心感はあるが、ETCGO活用は限定的。

実際の利用シーン

  • レジャー: 鬼押ハイウェー経由で軽井沢へ。観光地駐車場もETCカードで精算でき、小銭不要で快適。
  • 都市部での買い物: 渋谷・千駄ヶ谷の駐車場を利用。混雑する精算機を避け、ゲート通過だけで決済完了。
  • ビジネス利用: 神奈川県内での出張移動時、三浦縦貫道路や逗葉新道を利用。道路も駐車場も一枚で完結。

ETCGOの今後の普及予測

現時点では対応エリアは限られていますが、国土交通省と事業者は全国的な普及を目指して段階的に拡大を進めています。特に以下の点が期待されます。

  • 都市部の商業施設駐車場: 渋谷や新宿、大阪梅田など大規模商業施設への導入。
  • 観光地の駐車場: 富士山エリア、京都市内など観光需要の高いエリアでの展開。
  • 地方自治体との連携: 公共駐車場での導入により、地域活性化や利便性向上。

さらに、中長期的にはガソリンスタンドやドライブスルー型店舗での導入も検討されており、ETCカード一枚でカーライフ全般をカバーする世界が現実になるかもしれません。

スマホ決済との違い

キャッシュレス決済といえば「スマホ決済」を思い浮かべる方も多いでしょう。ETCGOとスマホ決済にはそれぞれ長所と短所があります。

項目 ETCGO(ETCカード) スマホ決済
操作性 車載器に差すだけで自動決済。ハンズフリー。 アプリ起動やQR読み取りが必要。車内では操作困難。
利便性 道路ゲートや駐車場ゲートでそのまま利用可能。 駐車場精算機に非対応の場所も多い。
拡張性 今後は燃料給油やドライブスルーにも拡大可能。 店舗系サービスとの連携は強み。幅広い用途。

つまり、移動中の自動決済はETCGOが圧倒的に有利であり、店舗や買い物ではスマホ決済が強みを発揮します。今後は両者を使い分けることで、よりスマートなキャッシュレス生活が可能になるでしょう。


まとめ

オリコETCカードのETCGO対応は、ドライバーにとって大きな利便性の向上を意味します。今後の普及拡大により、駐車場・観光地・都市部施設での利便性がさらに高まることは確実です。加えて、スマホ決済との違いを理解しておけば、より効率的で快適なキャッシュレス生活を送れるでしょう。

日常の移動をもっとスマートにしたい方にとって、オリコETCカードは間違いなく注目すべき一枚です。