
【2025年最新版】年末年始の高速道路トラブル完全ガイド|渋滞・事故・通行止めへの備え方
年末年始の高速道路って、どうしてあんなにも「独特の空気」をまとっているんでしょうね。
昼間でもどこか薄暗くて、運転しているだけなのに気持ちが少し張りつめるような、あの感じ。
僕はあの空気を思い出すたびに、今でも胸の奥が少しざわつきます。
というのも…実は数年前の年末、高速道路でスリップして、本気で“終わった”と思った瞬間があるんです。
たぶん、あのほんの数秒の感覚は一生忘れません。
寒さじゃなく、恐怖で手が震えるってこういうことなんだな、と初めて知った瞬間でした。
この記事では、あの日の経験をもとに、年末年始の高速道路で起きやすいトラブルとその備え方を、僕なりの価値観と熱量を込めてお話しします。
ただの解説じゃなくて、あなたが同じ気持ちを味わわないための“本音のガイド”です。
■ あの日、僕が「死ぬかもしれない」と感じた瞬間
年末の帰省ラッシュのど真ん中でした。
高速道路は軽い渋滞でノロノロ。雪は降ったり止んだりで、道路はどこか濡れているようにも見えるし、凍っているようにも見える。
でも、そのときの僕は正直、少し油断していました。
「まぁ大丈夫でしょ。スタッドレスだし、速度も出してないし。」
そんな軽い気持ちでいたんです。
――その直後です。
ハンドルが、フッと何かから解き放たれたように軽くなった気がしました。
同時に、車体が横にスーッと滑り始めたんです。
“あ、終わった。”
頭の中が真っ白になりました。
前の車のテールランプが、歪んだ世界の中でゆっくりと横に流れていく。
ハンドルは効いているのか効いていないのか分からない。
アクセルを離しても、ブレーキをそっと踏んでも、車は滑ったまま。
心臓の音が、耳の中で自分の声みたいに響いていました。
手汗がハンドルににじんで、指先が震えていました。
寒さじゃない。恐怖です。
でも、そのときふっと頭に浮かんだのが、“とにかく急ブレーキだけは踏むな”という知識。
それだけが唯一、僕を正気に戻しました。
アクセルを戻して、ハンドルをゆっくり進みたい方向に戻し、ABSの振動を受け止めながら踏み続ける。
数秒か、十数秒か……長い長い時間のあと、スリップが止まり、車はようやくまっすぐ進み始めました。
止まった瞬間、手が震えてハンドルから離れませんでした。
無事だった安堵と、冷たい恐怖が同時に押し寄せてきて、深呼吸するしかできませんでした。
あの経験以来、僕は心から思っています。
「冬の高速道路は、絶対に甘く見てはいけない」と。
■ 年末年始の高速道路でトラブルが増える理由
あの日を境に、僕は冬の道路について徹底的に調べました。
そして気づいたんですが、年末年始は一年で最も高速道路トラブルが多い時期です。
理由はシンプルで、こんな要素が一気に重なるからです。
- 気温が低く、路面が凍結しやすい
- 交通量が増え、渋滞が長時間続く
- 降雪予報が急に変わることがある
- 長距離移動でドライバーの集中力が落ちる
- 通行止め・事故・吹雪など予測不能な事態が多い
つまり、トラブルの条件がすべてそろった状態なんです。
それを僕は、あの日身をもって知りました。
■ 年末年始の高速道路トラブルTOP3と“リアルな備え方”
ここからは、僕自身が「痛い経験をしたからこそ」伝えたいことです。
説明ではなく、経験者として本音で書きます。
● 1位:スリップ(特に橋・高架・トンネル出口)
僕がスリップしたのも、まさに橋の上でした。
雪が降っていなくても、橋は下から冷やされるので凍りやすいんです。
見た目じゃ分からない“ブラックアイスバーン”ってやつですね。
備え方:
- 橋・高架・トンネル出口では必ず速度を落とす
- 急ブレーキ・急ハンドル・急加速を絶対しない
- 車間距離はいつもの2〜3倍
- スタッドレスでも過信しない(万能ではない)
正直これだけで、事故確率は劇的に下がります。
● 2位:長距離渋滞と通行止めによる立ち往生
年末の高速は「いつもの感覚」で走ると痛い目を見ます。
渋滞が数十km続くことも珍しくなく、雪が降り始めたら一瞬で通行止めになることもあります。
備え方:
- ガソリンは残り半分で入れる(満タンが基本)
- 毛布・カイロ・飲み物・軽食を車に積む
- 立ち往生対策に携帯トイレもあると安心
- 最新の交通情報アプリは必ずチェック
● 3位:急な天候変化による視界不良
雪って、降り始めた瞬間が一番厄介なんです。
視界が一気に白くなり、標識も道路の端も見えにくくなる。
あれは本当に怖い。
備え方:
- ウォッシャー液は不凍タイプにしておく
- ワイパーを新品にしておく(古いゴムは全く役に立たない)
- フォグランプを使って路面を照らす
- 「見えない」と感じたら迷わずSAで避難
■ あの恐怖が教えてくれた「冬の高速で絶対にやらないこと」
あの日から、僕は冬の高速を走るときに絶対にやらないと決めていることがあります。
これを守るだけで、本当に安全度が変わると思っています。
- タイヤが不安な状態で高速に乗らない
- 天気予報を「軽く見るだけ」で終わらせない
- 橋の上をいつも通りの速度で走らない
- 渋滞中に無理な車線変更をしない
- 「まだ大丈夫」と思ってガソリンをケチらない
結局、あのとき僕を救ってくれたのは――
少しだけ持っていた知識と、わずかな冷静さでした。
冬の高速って、それだけ“一瞬”が命取りになるんです。
■ 年末年始の高速を安全に走るためのチェックリスト
- スタッドレスの状態(溝・製造年・空気圧)を確認したか
- ガソリンは早めに満タンにしたか
- 毛布・カイロ・水・軽食は積んでいるか
- スマホの充電器・モバイルバッテリーはあるか
- チェーン装着の練習は済ませたか
- 最新の道路情報アプリを入れているか
これらは全部、僕自身が「あのとき持っていれば…」と後悔したものです。
■ 最後に:この記事を読んでくれたあなたへ
僕があの日、スリップした瞬間に感じた“終わった…”という感覚。
あれだけは、本当に誰にも味わってほしくありません。
冬の高速は、ただ慎重に運転すればいいだけじゃないんです。
準備・知識・心構えがないと、本当にあっという間に飲み込まれる。
僕はそのことを経験で学びました。
だからこの記事は、ただの交通情報でも、安全運転の教科書でもなくて、
同じ経験をしてほしくないから書きました。
どうか、あなたの年末年始のドライブが、
家族や大切な人との時間につながる、安全で穏やかな旅になりますように。






