【2025年版】ETCカードは猛暑で壊れる?真夏の車内で絶対に気を付けたい注意点まとめ
2025年の夏は全国的に記録的な猛暑が続いています。連日35℃超え、車内は60℃以上になることもあり、ドライバーにはさまざまなリスクがつきまとう季節です。
特に「ETCカードを挿しっぱなしにしていたら壊れた!」という声がSNSでも増えており、車中に置きっぱなしにして良いのか不安になる人も多いはず。
この記事では、猛暑によるETCカードの故障リスクと、夏場の運転で気をつけたいポイントについて、徹底解説していきます。
なぜETCカードは挿しっぱなしにしない方がいいのか?
ETCカードはクレジットカードと同じICチップを内蔵しています。多くのカード会社では、使用可能な温度の上限は60℃前後とされています。
夏の車内温度はどうなる?
- 外気温が35℃の場合、15分で車内温度は50℃超え
- 1時間でダッシュボード付近は最大65℃に達する
- ETCユニットはダッシュボード付近に設置されているため高温にさらされやすい
つまり、ETCカードを長時間挿しっぱなしにしておくと、チップの劣化や読み取りエラー、最悪の場合はカードの破損につながるのです。
実際に起きているトラブル事例
- カードを認識しない
- 「ETCカードが挿入されていません」と表示される
- ETCゲートでバーが開かず焦る
これらの多くは、熱によるチップの不具合や変形による接触不良が原因と考えられています。
ETCカードの夏対策|これだけはやっておきたい
① 車を離れるときはカードを抜く
一番の対策は、停車中はカードを抜くこと。特に買い物や観光など、長時間車から離れる場合は必ず実施しましょう。
② 保管するなら日陰・財布の中など
ETCカードは温度変化に弱いため、ダッシュボードやフロント周りではなく、鞄や日陰の場所に保管しましょう。
③ 複数のカードを使い回すのは避ける
発熱や静電気の原因になることもあるため、1台に1枚のカードを使うのがベストです。
真夏の車の運転で注意すべきこと
① 熱中症リスクを正しく理解する
運転中も熱中症になる可能性があります。特に渋滞中はエアコンの効きが悪くなり、車内の体感温度が上がります。
- こまめな水分補給
- エアコンを適切に設定(冷房+外気導入)
- サングラスで目からの熱もブロック
② ハンドル・シートの熱対策
猛暑の車内ではハンドルやシートがやけどレベルの熱さになります。対策として:
- タオルをかけておく
- 冷感素材のシートカバー
- 冷却スプレーで温度を一時的に下げる
③ バッテリーや電子機器への影響
高温下ではバッテリー液が蒸発しやすく、電圧異常が発生することも。事前に点検を受けると安心です。
ETCユニット本体も要注意
カードだけでなく、ETCユニット自体も高温に弱いのが実情。以下のような注意点があります。
- 直射日光が当たる場所に設置しない
- ユニット上にカバーや布をかける
- 長年使用している場合は点検を
故障や誤作動が起きた状態で高速に入ってしまうと、ETCゲートで止められるなどトラブルの元になります。
子ども・ペットの車内放置は絶対NG
言うまでもなく、真夏の車内放置は生命の危険に直結します。
- 短時間でも温度は急上昇
- 5分で40℃、10分で50℃以上に
- 体温調整が苦手な子どもやペットは特に危険
「ちょっとだけだから大丈夫」では済まされない事態になります。車を離れるときは必ず一緒に降ろしましょう。
【Q&A】よくある質問
Q:夏場だけETCカードを持ち歩けばいい?
A:はい。長時間車を離れる際はカードを抜き、財布や鞄の中に入れておくのが安全です。
Q:車内が暑くならない場所にETCを設置すればOK?
A:設置場所の工夫は効果がありますが、車内全体が高温になるため、カード自体の対策も必要です。
Q:ICチップの変色や曲がりは危険?
A:劣化や読み取り不良の兆候です。早めにカード会社へ交換を申し出ましょう。
まとめ|夏のドライブは「暑さ」と「機器」に要注意!
- ETCカードは高温に弱いため、猛暑時は抜いて保管
- ETCユニット本体も設置場所や熱対策が必要
- 熱中症・やけど・車内放置など、命に関わるリスクを甘く見ない
2025年の真夏を安全に乗り切るために、ちょっとした対策で大きなトラブルを防ぎましょう。
便利なETCだからこそ、正しく使い続けるために、この夏は一度車内の環境を見直してみてください。
安全第一で、快適なドライブライフを!