お盆休みは要注意!JAFが警告する夏の車トラブルと今すぐできる予防策
2025年のお盆休みがいよいよ始まります。多くの人が帰省や旅行で高速道路を利用するこの時期は、普段あまり車を運転しない人たちも久しぶりにハンドルを握るタイミングでもあります。
そんな中、JAF(日本自動車連盟)が毎年発表している統計では、お盆期間中のトラブルで最も多いのが「バッテリー上がり」と「タイヤのパンク」。特に猛暑が続く今年は、例年以上に注意が必要です。
なぜバッテリーとタイヤのトラブルが多いのか?
1. バッテリー上がりの主な原因
バッテリー上がりは、気温の高い夏でも頻繁に発生します。以下のような要因が重なりやすいのがお盆期間です:
- 長期間車を使っていなかった:通勤や買い物以外に車を使わない人が、久々の長距離運転でバッテリーの劣化に気づかずエンジンがかからない。
- 夜間走行や渋滞でアイドリング状態が長い:エアコン・カーナビ・スマホ充電など電力消費が激しく、バッテリーに負担。
- バッテリーの寿命:一般的に2〜4年で寿命を迎えるため、交換時期の車は要注意。
2. タイヤトラブルの主な原因
タイヤに関するトラブルもこの時期に急増します。以下のようなケースがよく見られます:
- 空気圧不足:気温が上がると空気が膨張し、圧力が不安定に。空気圧が低いままだとタイヤの変形やバーストを引き起こす。
- ひび割れや経年劣化:紫外線と高温によってゴムが硬化し、傷つきやすくなる。
- 荷物の積みすぎ:家族旅行で荷物が多くなることで、車重が増えタイヤへの負担が倍増。
出発前にできる「夏の車トラブル予防チェックリスト」
バッテリーのチェック
- バッテリーの使用年数を確認(2年以上なら点検または交換を検討)
- セルの回りが弱い、ライトが暗いと感じたら早めに対処
- カー用品店や整備工場で無料点検を利用するのもおすすめ
タイヤの点検
- 空気圧を調整(車両指定の数値を守る)ガソリンスタンドで無料利用できるところが多いよ
- 溝の深さとひび割れを目視で確認
- スペアタイヤまたはパンク修理キットの確認も忘れずに
エンジンオイル・冷却水なども忘れずに
- エンジンオイルの量と汚れをチェック
- 冷却水の残量を確認(少ないとオーバーヒートの原因に)
猛暑の運転で気を付けたいこと
1. 車内温度の上昇
車内温度は真夏の直射日光下では60℃近くになることもあります。特に駐車中はサンシェードや窓開けで熱を逃がす工夫を。
2. エアコンの効き具合
エアコンの効きが悪い場合、フィルター詰まりやガス不足の可能性があります。出発前に整備を。
3. ドライバーの体調管理
- こまめな水分補給
- 30分〜1時間に一度の休憩
- 眠気を感じたら無理をせず仮眠
もしもの備えも忘れずに
- JAFやロードサービスの連絡先をスマホに登録
- ジャンプスターター(携帯型バッテリー)を車に常備
- 携帯ポンプ、タイヤ修理剤など非常用品の準備
まとめ|お盆の安全運転は「点検と準備」がカギ
お盆のドライブを安全・快適に楽しむには、トラブルの「予防」が最も大切です。特にバッテリーとタイヤのトラブルは、未然に防げるものばかり。今すぐ点検と準備をして、大切な家族や仲間と安心のお盆休みを過ごしましょう。