梅雨入り!雨の日の高速道路はここに注意|安全運転のコツと事故を防ぐ方法【2025年版】

雨の高速道路

2025年も梅雨シーズンが始まりました。
毎年この時期になると、雨の中の高速道路走行でヒヤッとする場面が増えます。

実は雨の日の高速道路は乾燥路面の約5倍も事故リスクが高まると言われています。
そこで今回は、梅雨入り後の高速道路運転で注意すべきポイントと、事故を未然に防ぐ安全運転のコツをわかりやすく解説します。


なぜ雨の高速道路は危険なのか?

乾燥路面と違い、雨天時は以下のようなリスクが一気に上昇します。

  • 制動距離の大幅増加(停止までの距離が伸びる)
  • タイヤのグリップ力低下
  • ハイドロプレーニング現象の発生
  • 視界悪化・ワイパー視界限界
  • 他車の水しぶきによる視界遮断

特に高速道路は速度が出ている分、ほんの小さなミスが重大事故に直結しやすいのが特徴です。


雨天時の高速道路事故が多い主な原因

  • スピードの出しすぎ
  • 車間距離不足
  • 急ハンドル・急ブレーキ
  • カーブ進入速度が速い
  • タイヤの摩耗(溝の減り)
  • 路面水溜まりによるハイドロプレーニング

「普段通り走っているつもり」でも、濡れた路面は確実にブレーキ性能・操作性が低下します。


高速道路で絶対に意識したい雨の日安全運転ポイント10選

① 速度は法定速度より10〜20km/h落とす

制限速度=常に安全速度ではありません。
濡れた路面ではスピード控えめが鉄則。

② 車間距離は乾燥時の2倍以上

制動距離が伸びるため、前方車との十分な距離確保が重要です。

③ 急ハンドル・急ブレーキ厳禁

滑りやすい路面では穏やかな操作が基本。

④ 追越車線は極力使わない

追越しは事故リスクを高めます。雨天時は走行車線中心で安全運転を。

⑤ タイヤの溝・空気圧を事前チェック

溝が減っているタイヤは水はけ性能が落ちます。残り溝3mm以下は要交換目安。

⑥ ライトは必ず点灯(昼間でも)

自車の視認性UPと他車からの被視認性向上に必須。

⑦ オートワイパーは手動感度調整

雨量によってはオート任せだと間に合わないケースも。

⑧ 右車線の水溜まり注意

道路形状によって右側に水が溜まりやすい箇所あり。

⑨ 風切音・路面音で路面状況を察知

水のはじけ音が増えたら速度注意サイン。

⑩ 目的地到着時刻に余裕を持つ

焦りは最大のリスク。出発時間を早める習慣が重要。


ハイドロプレーニング現象とは?

タイヤと路面の間に水膜ができて一瞬ハンドル・ブレーキが全く効かなくなる現象です。

特に以下の条件で発生リスクが高まります:

  • 速度80km/h以上
  • タイヤ溝が浅い
  • 水深3mm以上の水たまり

ハイドロ発生時は絶対にブレーキを踏まず、ステアリングを固定して減速を待つのが基本です。


サービスエリア・PAでは無理せず休憩を

雨の日は集中力消耗が早まるため、サービスエリアでこまめに休憩するのも大事です。

  • 目の疲労軽減
  • 集中力リセット
  • コーヒー・軽食でリフレッシュ

雨の日こそ「疲れを感じる前の休憩」が事故防止につながります。


まとめ:梅雨時の高速道路は「無理しない」が最大の安全策

  • 雨の日は速度を控えめに
  • 車間距離は倍以上が基本
  • 急操作は絶対NG
  • タイヤ管理は事前に必須
  • ハイドロ対策には速度管理が最大の防御策

天候に合わせた安全運転で、梅雨時期の高速道路も安心してドライブを楽しみましょう!