【日曜日】次の月を考えなくなった夜の話

【日曜日】次の月を考えなくなった夜の話

日曜日の夜になると、
少し前までは、
次のことを考えていた。

来週のこと。
次の月のこと。
この先どうするか。

でも、
この日の夜は違った。

2月も終わりが見えているのに、
3月のことを、
ほとんど考えていなかった。

月末が近いのに、焦らない

カレンダーを見れば、
もう月末は近い。

以前なら、
「そろそろ次を考えなきゃ」
そんな気持ちが出てきたと思う。

でも今日は、
その感覚がない。

焦りもないし、
意欲もない。

ただ、
日曜日の夜があるだけだ。

考えなくなったことに、気づく

何も考えていないことは、
意外と分かりにくい。

気づいたときには、
もう考えていなかった。

「そういえば、
今日は先のことを考えてないな」
と、あとから気づく。

そのこと自体に、
少し驚いた。

日曜日の夜は、元々曖昧だ

日曜日の夜は、
平日とも、
休日とも言い切れない。

終わりと始まりの間。

だから、
考えが止まりやすい。

先のことより、
今の夜に意識が向く。

「考えない」は、投げ出しじゃない

先のことを考えないと、
どこかで「逃げている」ように感じる。

でも、
今日はそうじゃない。

考えないというより、
考う必要がなかった。

今は、
それで足りている。

だから、車に乗る

日曜日の夜に、
車に乗る。

目的はない。
切り替えでもない。

この「何も考えていない感じ」を、
そのまま連れていける場所が、
車だった。

日曜夜の道路は、時間が薄い

走り出すと、
道路は静かだ。

急いでいる車も少ない。
音も少ない。

この感じが、
今の頭の中とよく似ている。

濃くもなく、
薄くもない。

次の月を考えない夜があっていい

月末が近づくと、
どうしても「次」を意識する。

でも、
必ず考えなきゃいけないわけじゃない。

今日は、
次の月を考えない夜だった。

それを、
無理に変えなくていい。

車内は、未来を求めてこない

車の中では、
目標を聞かれない。

計画も、
方向性も、
求められない。

ただ、
今走っているという事実だけがある。

何も決めない時間は、静かだ

決めることがないと、
夜は静かになる。

迷いも、
比較も、
生まれにくい。

今日は、
そういう夜だった。

2月後半は、そんな夜が増える

始まりの勢いもなく、
終わりの区切りもまだ先。

2月の後半は、
宙に浮いたような時間だ。

だから、
考えなくなる。

車を停めると、夜が終わる

家に戻って、
車を停める。

エンジンを切ると、
日曜日の夜が終わる。

次の月のことは、
何も考えていない。

でも、
それで困ることはなかった。

考えない夜も、日常の一部だ

先を考える夜もあれば、
考えない夜もある。

どちらが正しいわけでもない。

今日は、
考えない夜だった。

【日曜日】次の月を考えなくなった夜の話。

それも、
確かに日常だった。