【2025年最新版】車の暖房と燃費|知らないと損する暖房の仕組みと節約テク10選

【2025年最新版】車の暖房を使うと燃費はどれだけ悪化する?暖房の仕組みと節約テク10選

冬になると、ほぼ全てのドライバーが抱える疑問があります。

「暖房って、燃費悪化の原因になるの?」

実際に冬になると、燃費計の数値が落ちてくる。
それでいて暖房も使わないと寒くて運転どころじゃない。
この“冬の燃費悪化現象”は、毎年SNSでも話題になります。

しかし、驚く人も多いかもしれませんが、実は車の暖房は燃費をほとんど悪化させません。
もっと言えば、暖房そのものは燃費とは無関係です。

ではなぜ燃費が落ちるのか?
原因は別のところにあります。

この記事では、

  • 暖房の仕組み(A/Cとの違い)
  • 冬に燃費が悪化する“本当の理由”
  • 実際にどれくらい燃費が落ちるのか
  • 暖房を使いながら燃費を改善する10の方法

を、車に詳しくない人にも分かりやすく解説していきます。


■ 結論:暖房は燃費をほとんど悪化させない

● 暖房=エンジンの熱を利用して温風を作る仕組み

エアコンの「A/C」はコンプレッサーを回すため燃費が悪化します。
しかし、暖房は基本的にエンジンが勝手に発生する「廃熱」を利用するだけ。

暖房を入れても燃費は悪化しない
(A/Cランプを入れなければ)

これが真実です。


■ ではなぜ冬は燃費が悪化するのか?“本当の原因”を分解

多くの人は「暖房つけたから燃費が悪化した」と思っていますが、実は間違い。

冬の燃費悪化は、以下のような“外部要因”が原因です。

① エンジンが温まるまで燃料を多く使う

寒い朝はエンジンを温めるために、ECUが燃料を多めに吹きます。
これが冬の燃費悪化の最大要因。

② アイドリング時間が長くなる

曇り取りでA/Cを入れたり、暖気したり…
冬はどうしてもアイドリングが長くなる。

③ タイヤ空気圧が下がる(10℃で約10~20kPa低下)

空気圧が下がると転がり抵抗が増え燃費悪化。
あなたの車のように20kPa下がったケースは珍しくありません。

④ オイルが固くなる(回転抵抗増)

エンジンが冷えていると、オイル粘度が上がり回転抵抗が増加。

⑤ 路面温度が低く、タイヤが温まりにくい

ゴムは気温が低いと硬くなりグリップ低下 → 無駄な駆動が増える。

⑥ バッテリーの性能低下で発電負荷が上がる

寒いとバッテリーが弱り、オルタネーターの発電量も増えるためエンジン負荷UP。

これらが積み重なることで、冬は5~25%も燃費が悪化します。

暖房そのものは燃費と関係ないという理由が理解できるはず。


■ A/C(エアコン)を使うと燃費に影響するのは本当

ただし、

「A/Cのスイッチを押す=エアコンコンプレッサーON」

これは燃費が悪化します。

冬でも曇り取りでA/CがONになることがあるので、知らずに燃費を落としている人は多いです。

● A/Cを使った時の燃費悪化の目安

・軽自動車:5~10%
・普通車:3~8%
・ハイブリッド:1~4%

冬の燃費悪化の大半は、A/C+外気要因の“複合ダメージ”です。


■ 暖房を使いながら燃費を落とさない「10の節約テク」

ここからは実践編。
冬に燃費を落とさず快適に走る10のコツを紹介します。

① エンジン始動後すぐに走り出す

暖気は不要。
アイドリングは燃費に悪影響。

② 曇り取りでA/Cが勝手に入っていないか確認

A/Cを押し忘れて「暖房=燃費悪化」と勘違いしがち。

③ タイヤ空気圧を高めに設定

指定+10~20kPaにするだけで燃費改善。

④ 低温流動性のいいオイルを使う

0W-20 / 5W-30など。冬は特に重要。

⑤ 発電負荷を下げる(電装品を同時に使いすぎない)

  • シートヒーター
  • リアデフォッガー
  • フォグライト

⑥ アイドリングストップは状況に応じてオフ

寒い日は逆に燃費悪化するケースも。

⑦ バッテリーの状態をチェック

弱ったバッテリーはオルタネーター負荷で燃費悪化。

⑧ 走り方を“穏やか”にする

急加速・急ブレーキが減るだけで燃費は確実に改善。

⑨ 車内の温度を上げすぎない(20~22℃が最適)

温度を上げすぎるとエンジンの暖まりが遅くなる。

⑩ 冬タイヤの製造年を確認(古いと転がり抵抗UP)


■ EV(電気自動車)の場合は“暖房=航続距離”に影響する

ガソリン車とは逆に、EVは暖房がダイレクトに電力を消費します。
エンジンがないため“廃熱”が存在しないからです。

● EVの暖房による航続距離低下:
最大30〜40%減ということも。

対策はヒーターシートやステアリングヒーターの活用。
これらは電力消費が少ないため、EVは“局所暖房”が鉄則。


■ 冬の燃費悪化はこう捉えると良い

冬は構造上、どうしても燃費が落ちます。
ただし、“暖房が悪い”のではありません。

正確には、

  • 寒さでエンジン効率が落ちる
  • 曇り取りでA/Cを使う場面が増える
  • タイヤ空気圧が下がる
  • オイルが固い

これらの総合ダメージです。

逆にいえば、ここを整えておくと

冬でも燃費は“かなり”改善できます。


■ まとめ:暖房を使う=燃費悪化は“誤解”だった

この記事の結論はシンプルです。

車の暖房はエンジンの廃熱を使うだけなので、燃費はほとんど悪化しない。

ただし、

  • A/C(コンプレッサー)
  • アイドリング増加
  • 空気圧低下
  • オイル粘度増
  • バッテリー電圧低下

これらが冬の燃費悪化の“真犯人”。

今日紹介した10の節約テクを実践すれば、
冬でも燃費は確実に改善します。

—— 寒い冬こそ、“正しい知識”があなたの燃費を守ります。