年度末だけど、まだ何も決めなくていいと思った夜

年度末だけど、まだ何も決めなくていいと思った夜

3月も半ばになると、
「年度末」という言葉が、
急に現実味を帯びてくる。

仕事の区切り。
生活の見直し。
保険や契約の更新。

やらなきゃいけないことが、
目に見えて増える。

見直すものが多すぎる

車の保険。
タイヤの交換。
燃費の確認。

気になり始めたことを、
一気に整理したくなる。

年度末だから、
きれいにしておきたい。

そんな空気がある。

でも、その夜は決めなかった

車に乗って、
いつもの道を走りながら、
ふと思った。

「今日は、何も決めなくていいか」

更新もしない。
契約も変えない。
比較もしない。

ただ、
考えるだけにした。

年度末は、焦りやすい

3月は、
何かを終わらせないといけない気がする。

ちゃんと締めないと、
次に進めない気がする。

でも、
本当にそうだろうか。

車は、締め切りを持たない

車は、
カレンダーを気にしない。

年度末も、
新年度も、
関係ない。

エンジンをかければ、
いつも通り動く。

その感じが、
少し救いになる。

整理することと、決断することは違う

見直すことは大事だ。
確認することも悪くない。

でも、
その場で決断しなくてもいい。

年度末は、
整理の月であって、
決断の月じゃなくてもいい。

夜のドライブは、保留にする時間

走っている間、
すぐに答えを出さなくていい。

保険も、
燃費も、
タイヤも、

「そのうち決める」で、
十分な夜がある。

春は、まだ途中だ

桜はまだ咲いていない。
空気も完全には軽くない。

3月は、
春の途中だ。

途中の月に、
完璧な結論はいらない。

年度末だけど、焦らない

世の中が締めに向かっていても、
自分まで急ぐ必要はない。

車に乗っている時間くらい、
何も決めなくていい。

決めなかったという選択

その夜は、
何も変えなかった。

でも、
何もしていないわけじゃない。

考えたし、
感じた。

それで十分だった。

年度末は、静かに終わっていく

3月は、
いつの間にか終わる。

慌ただしく見えても、
夜はちゃんと静かだ。

年度末だけど、
まだ何も決めなくていいと思った夜。

そのくらいの余白が、
ちょうどいい。