ETCとETC2.0は何が違うのか?高速のETC割引料金は変わらず、車載器は似てるけど受けられるサービスが大きく違ってきます。

ETC=通行料金を自動的に決済する機能
ETC2.0=ETC+ITSスポットを通して収集される経路情報を活用した新たなサービス

注)ITSスポット:高速道路1600か所に設置されてる通信スポットの事で、ここを車が通過すると、その車が直近80kmの区間でどのような区間をどのくらいのスピードで走行していたのか分かり、この双方向通信という機能によってさまざまなサービスが受けられる。

1、情報提供サービス

最大1000kmもの大きな範囲で交通情報を受けることが出来る。カーナビ連動型のETC車載器があれば、走行している前方における渋滞情報や気象に関する路面情報がリアルな静止画像で送られてくる。

ETC2.0
ETC2.0

リアルタイムに画像が送られてくるからドライバーは渋滞回避や事故や天候不順への準備ができて、的確な対応ができるようになる訳なんです。

2、経路情報を活用したサービス

・渋滞等を迂回する経路を走行したドライバーを優遇する処置
・特車の経路確認と許可の弾力化
・商用車の運航管理支援

等々です。

これらはETC2.0導入で実施予定のサービスなんですが、「渋滞等を迂回する経路を走行したドライバーを優遇する処置」については2016年度から実施される予定です。去る9月11日に国土交通省から「首都圏の新たな高速道路料金に関する具体方針案」が示されました。

重要なポイントは、圏央道の割高になっている西側区間の料金を下げ、圏央道をより賢く使うためにETC2.0搭載車を対象に、更に約2割料金を引き下げるという点です。

注)2015年6月30日以前にセットアップされたETC2.0車載器には経路情報サービスが入っていないため再度セットアップが必要になります。

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