【2025年4月】NEXCO中日本でETC不具合発生!原因不明のトラブルと後払い精算の問題点を徹底解説

ETCマイレージポイント

2025年4月、NEXCO中日本管内で発生したETC不具合が多くのドライバーを混乱させました。今回のETC障害では「料金所でバーが上がらない」「ETCレーンで停止」「本線にまで渋滞が発生」などの問題が続出。多くの方がSNSなどでも「高速道路の料金所で足止めされた」「原因が分からず不安だった」と投稿し、大きな話題になりました。

今回は、実際に何が起こったのか、現在わかっている情報を整理しつつ、今後私たちがどう備えるべきかを解説していきます。


ETCレーンでバーが上がらないトラブルが発生

4月6日に、NEXCO中日本管内の複数の料金所で、ETCを利用した際にバーが上がらないというトラブルが発生しました。

通常であれば、車両がETCレーンに進入し、車載器が通信して自動で料金を支払うシステム。しかし今回の不具合では、正常に通信ができず、バーが開かないケースが多発。ドライバーは当然その場で停止せざるを得ず、後続車両も立ち往生することに。

この影響で、料金所付近のみならず、高速道路本線にまで渋滞が拡大。特に朝夕の通勤時間帯には大きな混乱が生じました。


当初は有人対応→対応が追いつかず

初期対応として、NEXCO中日本の現場係員はETCレーンで止まった車両を有人レーンに誘導し、手動で料金精算を行っていました。しかし、トラブルの発生件数が多すぎて現場対応が追いつかず、料金所での滞留が増大。

それにより、どのインターチェンジでも長蛇の列ができ、高速道路の出口や本線にまで渋滞が波及する事態となりました。さらには、渋滞の影響で追突事故も発生し、被害は拡大。


緊急措置として「後払い精算」に変更

状況を打開するために、NEXCO中日本は途中から方針を変更。トラブルが発生しているETCレーンについては、料金を後日精算する「後払い方式」を採用し、バーを開けてスルーさせる緊急措置を取りました。

これにより、通行の流れはある程度改善されましたが、新たな問題が浮上します。それは、「後日精算されないまま放置されるケースが多発している」ということです。

NEXCO中日本の発表によると、トラブル発生から日数が経過しても、まだ半数以上のユーザーが後払い料金を支払っていないとのこと。支払い用の案内は送付されていますが、受け取っていない、忘れている、意図的に支払わない、といったケースが混在している模様です。


「未払い」は不正通行や詐欺罪にあたるのか?

ここで気になるのが、「このまま支払わなかった場合、法的にどうなるのか?」という点です。

結論から言うと、今回のケースはややグレーゾーン。
もともとはシステムトラブルで発生した後払い制度であり、料金所を故意に突破したわけではありません。したがって「不正通行」にすぐ該当するわけではないというのが一般的な見解です。

しかし、料金の請求を受け取っていながら意図的に支払いをしない場合、悪質と判断されれば「不正通行」や、場合によっては「詐欺罪」に問われる可能性がゼロではありません。

NEXCO中日本でも、「早急に支払いをお願いします」と呼びかけを強めており、今後は回収強化や法的措置も検討されると考えられます。


原因は未だ不明、再発の可能性も

現在までに分かっているのは、「システム全体で広域障害が発生した」ということのみで、原因ははっきりと解明されていません。

一部では「サーバー障害」「ハッキングの可能性」などの憶測も飛び交っていますが、NEXCO中日本は「調査中」とのコメントにとどまっています。

今回の障害で特に問題視されているのが、「ETCの広域障害が発生した場合のマニュアルが存在しなかった」という点です。現場はマニュアル不足でドタバタし、対応が後手に回ったことが混乱を拡大させた一因とされています。

今後は再発防止のため、マニュアル整備とシステム強化が進められる予定です。しかしながら、原因が特定されないままでは再発のリスクがゼロとは言えず、私たち利用者としても注意が必要です。


今後の対策とドライバーができる備え

今回のETC不具合から私たちが学べる教訓は、「いつでもシステム障害は起こり得る」ということです。

対策としては以下の点が考えられます。

  1. ETCカードの管理と確認
     正常に通信しているか定期的にチェックし、更新忘れにも注意。

  2. 有人レーンの利用も視野に
     もしETCレーンでトラブルが発生した場合、有人レーンの利用も柔軟に検討。

  3. 後払い案内の確認と早めの支払い
     今回のような後払い精算が必要なケースでは、案内が届き次第速やかに支払いを済ませましょう。

  4. 情報収集を怠らない
     NEXCO中日本や高速道路各社の公式サイト、SNSで最新情報をチェックする習慣をつける。


まとめ:ETC不具合は「他人事」ではない

今回のNEXCO中日本で発生したETC障害は、全国のドライバーにとっても決して他人事ではありません。便利なETCシステムも、ひとたび障害が発生すれば大混乱につながります。

「料金所でバーが上がらない」「後払い精算」「不正通行や詐欺罪のリスク」「原因不明の広域障害」と、多くの課題が浮き彫りとなった今回のトラブル。

今後は再発防止策が進むことを願いつつ、私たち利用者側も正しい知識を持って冷静に行動することが大切です。

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